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いつもありがとうございます。
「Pinky boxy」は女子ボクシングフェチ創作サイトです。リングの上でひたむきに闘う女子ボクサーたちの姿を小説やイラストで描いています。過度に暴力的な表現や性的な描写が含まれていますので閲覧の際はご注意ください。18歳以下の入室はご遠慮いただいています。ブログを楽しんでもらえたら拍手やコメントをいただけると、創作の原動力になります(^^)※この記事はいつも一番上にくるようになっています。

◆最近書いた小説の一覧◆

kibouhabana1rr
女子ボクシング部の部長である未希の前に立ちはだかる一人の同級生の存在。少女たちは熱く闘う。
sonohanabana3  
美優とそのみシリーズ第4作。美優、最後の闘い。
ringunikieyukuhonoobana
日本チャンピオンの遥花がライバルとの防衛戦に臨む。
「あに―いもうと」
亜衣は同じジムの美羽と新人王戦で闘うことになった。兄のタクロウは亜衣のトレーナーであり、美羽のトレーナーでもあり・・・。
「おさぼく2」
強くて可愛い美少女ボクサーとして注目を集める遥花。彼女の前に対戦相手として現れたのは・・・。シリーズ第2弾連載中。
「君がリングに上がる」  
幼馴染の綾乃がプロボクサーになった。タクミの心中は・・・。


◆キャラクタープロフィール◆

kyaratopr 


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「Valkyrie age」第2話

2018/02/18 Sun 22:05

「スペースコロニーに移住?」

「うん」と申し訳なさそうに答えるキララ。

「何でスペースコロニーなのっ…あっちの生活水準は地球より低いって有名じゃん」

そう言うと、キララは表情を曇らせて俯いてしまった。

あたしは思い出した。キララの家庭がけっして恵まれていないことを。キララの父親は地球歴史学の学者だけれど、数年前に大学の教授の座を追われて、それからは研究を続けながら小さな塾の講師のアルバイトでなんとか生計を立てていた。だから、キララはジムの月会費を一番安いコースにしている。一番安いコースは練習の場を自由に使えるだけでトレーナーの指導がつかない。でも、キララの強くなりたい思いを知ったあたしはトレーナーから教わったことを自分が彼女に教えていた。あたしが教えているからというのもあるけれど、彼女はけっしてボクシングは強くなかった。それでも、彼女は毎日のようにジムに通い真面目に練習を続けた。強い女性に憧れていた彼女はボクシングで世界チャンピオンになることを夢見ていた。

「ごめん…」

「そうじゃないのユウちゃん」

キララが慌てて否定する。

「えっ?」

「第3スペースコロニーの政府がお父さんの仕事を認めてくれて援助してくれるんだって。お父さんすごく喜んで…」
 
そう言って彼女は続けた。

「わたしは今の生活すごく好きだけど、だからいいの。お父さんがあんなに喜んだ顔見たの初めてだから」

「そっか…じゃあ笑顔でキララを送り出さないとね」

あたしは精一杯の笑顔を彼女にみせた。キララもぎこちない笑顔をみせてくれた。

「あっちでもボクシング続けるんでしょ」

「うん」

「目指すはあっちで世界チャンピオンだね」

「うん」

キララは頷いて、そして片方の目から涙が零れ落ちていった。

「ユウちゃんもお父さんの情報分かるといいね」
 
キララにはボクシングを始めた理由を教えていた。父のことまで話をしたのはジムの中で彼女だけだった。彼女だけがあたしの特別な存在で彼女にだけは本心を話した。

そのキララがリング中央目の前で対峙している。

プロボクシングのリングなら受け入れられた。でも、このリングは地球とコスモスの威信をかけたボクシングの試合。政府の黒い思惑が入り混じったそんな汚い舞台でキララと闘うなんて耐えられない。

地球の方がコスモスより遥かに優れている。そんなくだらない威信のためにキララを倒さなきゃいけないなんて。
あたしに出来ることは早くキララを倒して試合を早く終わらせるだけだ。


キララと目を合わせることなく、赤コーナーに戻ると、

「言うまでもないがコスモスのボクシングのレベルは地球より低い。だからといって油断はするな。負けるわけにはいかない試合なんだ。1Rは様子を見ていけ。確実に勝つためにな」

エルマにそう指示を出されて頷いたけれど、でも試合開始のゴングが鳴ると、身体が前へ前へといくのが止まらなかった。
左のジャブから右のストレートのコンビネーションを積極的に打った。
早く試合を終らせたいその一心がユウを攻めに走らす。

右のストレートでどんな強敵もリングに沈めてきた。目で捉えられないほどのスピードでステルスと呼ばれている自慢の右ストレート。

キララには申し訳ないけれど、必殺のパンチで早く試合を終わらせる。

そう思い、何度も右のストレートを放った。

でも、目にしたのは想像すらしてなかった光景。

パンチが一発も当たらない。ガードどころかかすりすらしない。パンチを打つたびにキララは距離を取り、ユウのパンチの間合いから消えていった。右のパンチだけじゃなくて左のジャブさえもパンチを打つと後ろに下がり、距離が離れていく。それはまるでユウの思いを見透かしているかのようだった。

キララはファイティングポーズを取り、表情をまったく変えずに立っている。一方のユウはパンチの空振りが続き息を乱している。
その姿は赤コーナーと青コーナーの二人の立ち位置がまったく逆であるかのようであった。

これがあのキララなの?

ユウは息を切らしながら信じられない思いで目の前に立つかつての親友の姿を見る。

キララは以前のキララと違う。これまで闘ってきた地球のファイターたちよりも強くなっている。

でも、これならどう。

ユウは攻め手を変えた。横、斜めの動きを捨ててひたすら前進しながらパンチを打ち続ける。かわしながら後ろに下がっていくキララを待ち受けていたのはコーナーポスト。逃げる場所を失ったキララにユウが右のフックを放つ。

捉えた。
 
そう思ったパンチは何も捉えずに空転した。

対戦相手を見失ったユウはすぐに後ろを振り向く。

キララはコーナーポストから脱出していた。コーナーポストを背負ったのは自分。やばいと思ったユウは慌ててガードを上げる。

しかし、キララは攻めるどころか後ろへと下がっていく。そうしてリング中央で足を止めたキララに対して、ユウは向かって行った。

我を忘れていた。キララを出来るだけ傷つけずに勝つことを。コーナーポストに追い詰めた相手を目の前にして下がる行為。見下されたかのようなふるまいに闘争本能が反応した。

目の前の敵を倒さなきゃ。
 
その思いに満ち溢れていたユウの右のストレート。

グワシャァッ!!

爆弾が爆発したかのような凄まじい音がリングに響き渡った。
ついに当たったパンチはまるでとどめの一撃のように強烈な光景を生んだ。

血飛沫が舞い散り、マウスピースが宙へと飛んでいく。

激しいパンチの衝撃に瞳の輝きを失い、ぐにゃりと足が曲がるように後ろに崩れ落ちていく。

歓声に溢れていた場内が静まり返る。声を出せずに今にも悲鳴を上げたい表情でリングに目を向ける大勢の観客たち。

異様な空気に包まれた中、ユウは「速い…」とうめくように声を漏らし、身体を震わせた。

――――あたしのステルスよりも…

大の字になってマットに沈んでいるユウ。ファイティングポーズを崩さずに見下ろすキララの姿をぼんやりとした視界の中に映しながら、パンチのダメージに身悶える。

負けるはずがないと思っていたかつてのジムメートに1R早々に倒された…

得意の右のストレートの打ち合いで上をいかれた…

屈辱的な思いがいくつも錯綜するように頭の中でぐるぐると動き回る。


ダウンを告げるレフェリーの声を合図に静まり返っていた場内が一転してざわめいた。
第1Rですでにグロッギ―な姿をみせるユウに観客は悲鳴を上げ、アナウンサーが叫んだ。

「ダウン!!第1R早々にダウンシーンが起こりました。ダウンしたのはユウ・アカシ。地球のファイターがダウンしたのはこれが初めてです!!」
Valkyrie age | コメント(0)

各作品の進捗状況

2018/02/17 Sat 15:23

こんにちは~、へいぞです。
ブログを再開して以降、書いた小説の中でいくつかの作品は途中で止まっているので各作品の進捗状況を書いておこうと思います。

・その花は強くて優しかった 次の試合の途中まで大まかに書いてはいるんですけど、試合のシーンに納得がいかなくて答えを出せるまで寝かしている状況です。ただ物語のプロットは最後までおおまかに考えてあるし、人気シリーズの完結編なので優先して書きたいと思っている作品です。

・ときめき10カウント~あの時の約束 物語のクライマックスに突入したところで止めてしまったので早く最後まで書き上げたいと思っている作品です。少女漫画的世界観の物語を書きたいモードになった時にまた書けるのではないかと思います。これまではそうして書いてました。

・Love & fight 物語のプロットは大まかに出来てるのですけど、「ときめき10カウント~あの時の約束」と似ている作品なので、「ときめき10カウント~あの時の約束」の方を優先して書きたいと考えてます。ただみさおというキャラは動かしやすいのでこちらの作品を先に書くかもしれません。

・おさぼく2 この作品も物語のプロットは最後まで出来てるし、試合シーンのアイデアも出てるのですけど、物語にもう一味が足りてない感じがするので寝かしてます。遥花のイラストを描いてキャラのイメージをより「掴みやすくなれば筆が進むかなとも思ってます。

・君がリングに上がる 物語の方向性がいまいち定まらないので止めています。おさぼく2の元になった作品でもあるので先におさぼく2の方を書き上げてからになると思います。
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西暦2070年。

宇宙に浮遊するいくつものスペースコロニー。人類は宇宙に住む時代を迎えていた。人工の居住地を宇宙に飛ばすことに成功し人口増の問題を解決したのだ。

宇宙での生活が可能になった新時代。しかし、それは新たな問題を生み出した。

差別と搾取。

全ての決定権は地球にあり、万事に地球が優先された。

長年の不満が爆発したスペースコロニーの連合によるコスモスは地球に戦争を仕掛ける。

一年にわたった戦争は地球の勝利に終わり、コスモスと和平が結ばれた。

同じ過ちが繰り返されてはならない。

和平が結ばれた6月15日に地球とコスモスとでセレモニーが毎年開催されることになる。

地球にコスモスの要人を招き行われる親睦会。その中で最も注目を集めるのが地球とコスモスの代表が闘う女子によるボクシングの試合だった。

しかし、親睦とは名目にすぎず、人口数、資本力に勝る地球がボクシングの試合でコスモスに負けることはなく、地球の方が力が上であると知らしめるために行われているのが実情だった。

地球が勝ち続け9年。10年目となる今年は19歳の新鋭である軍人のユウ・アカシが地球を代表して試合に臨む。


またイラストに修正を加えました。何か所かに修正を入れてますけど、今回は主にグローブに変更を入れてます。前回も良いかなぁと思いつつもどこかしっくりとこないものがあったので。好みによるところが大きいとは思いますけど、ここは大事なところだなと思って(^^)
Valkyrie age | コメント(0)

本日の更新

2018/02/11 Sun 21:37

こんばんば~、へいぞです。

「Valkyrie age」の物語の第一話を掲載しました。もっとざっくりとした文章にしようと思っていたんですけど、書いてみたら小説に近いものになりました。一応、小説という形で進めていこうかなと思ってます。キャラクターとかの名前は変えるかもしれません。スペースセイヴァーはコスモスに変えてます。
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