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ロープダウン

2017/10/29 Sun 08:17

ヴァルキリーボックス。
そこは少女たちによる非公式のプロボクシングの場。
陽の当たらない場所だからといって彼女たちが公式のプロボクサーになれない実力だというわけではない。
もちろん、中にはそういう少女もいる。しかし、上位ランカーたちは公式のプロボクサーにも引けを取らない実力の持ち主である。
今日、メインイベントのリングに上がっている二人の少女もそれにあたる。
乾レナ。彼女は幼いころに父親に国籍を売られてしまった。
それゆえに学校に通うことなく過ごし、国籍がないゆえに公式のプロボクサーになることも敵わずに地下のボクシングに足を運んだ。
高波愛梨。高校時代はインターハイで二度優勝した輝かしい経歴を誇る。しかし、彼女がプロのリングに上がることはなかった。難病にかかった妹の手術台を稼ぐために地下のリングを選んだのだ。
全勝同士の対戦。試合前のオッズは8対2で高浜愛梨が圧倒的に支持されていた。インターハイチャンプ。輝かしい経歴を持つ彼女の勝利は揺るがない。そう多くの観客が抱いていた試合は、乾レナが圧倒的な勝利をおさめて、試合終了のゴングが鳴らされた。


今回も地下ボクシングの絵を描いてみました。黒いトランクスの娘が乾レナで赤いトランクスの娘が高浜愛梨になります。絵はロープダウンをイメージして描きました。せっかく、絵を描いたので設定も欲しいなと思って絵と同時進行で考えてたんですけど、髪型が癖があるのでキャラの背景にも癖を持たせないと思っていたらこんなハードな設定にしてしまいました。地下ボクシングの世界に膨らみをもたせたかった思いもあるので当面この設定でいってやっぱり違うかなぁと思ったら変更するかもしれません。高浜愛梨も乾レナに負けない設定をと考えていたらこちらも重たい設定に。当初は高浜愛梨は赤いボクシンググローブにしてたんですけど、なんか違うと思って彼女も黒のグローブに変えて、出来上がった絵は重たい感じのものになりました。地下ボクシングの空気感を出せてたらと思います。


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拍手コメントへの返信

2017/10/21 Sat 20:50

こんばんわ~、へいぞです。

拍手、コメントありがとうございます(^^)↓はコメントへの返信です。

>名無しさん
ありがとうございます(^^)挫折がキャラクターや物語に深みを与えるかなと思ったので、みちるだけじゃなくて由香理も挫折をさせてみました。ライバルも挫折する展開が熱いかなと思って(^^)
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本日の更新

2017/10/21 Sat 02:13

こんばんわ~、へいぞです。

今日の更新ですけど、小説「ときめき10カウント~あの時の約束~」第8話をアップしました。

対戦格闘ゲームで「ドラゴンボールファイターズ」が出るみたいで楽しみにしてます。
制作は2D格闘ゲームが得意なアークシステムなので本格的な対戦が出来そうなゲームになりそうで楽しみにしてます。
PVを見た限りでは、PS4のスペックを活かした演出がとてもかっこよくてDBらしいスピード感ある闘いが出来そうでよさげです。登場キャラクターもヤムチャや天津飯、ナッパといった2D格闘ゲームではこれまでほとんど出番のなかったキャラまで発表されてけっこうキャラクター数も多そうな感じです。ナッパは見た目がいかついオッサンですけど、サイヤ人編ではZ戦士たちを無双してた姿が目に焼き付いていて意外と使いたいキャラだったりします。個人的には、DB超のキャラも出てきてほしいところです。ビルス、ヒット、ザマス、ゴクウブラックとか。
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 そろそろかな。みちるは携帯電話をバッグから取り出した。インターネットのボタンをクリックして日本ボクシング協会のホームページを開く。今日付で日本ランキングが更新されている。女子日本フライ級のランキングを見ると、「一位 竹嶋みちる」と書かれていた。みちるは「やった」と握り拳を作る。
 これで日本タイトルマッチの挑戦権を得ることが出来た。チャンピオンの次の指名試合で否応なしに挑める。由香理との王座決定戦に敗れて一年。再起戦で日本ランキング7位、そして次戦で2位の選手にKOで勝利してまたここまで上り詰めることが出来た。プロボクサーになって四年になるけれど、この一年はとても長かった気がする。ファイトスタイルを一から見つめ直して、基礎から徹底的にやり直した。それで自分の闘い方が何か変わったというわけではないけれど、前よりも一日一日の練習を大切に出来た気がする。明確な目標を持ってそのためにボクシングの事だけを考えて過ごしてきた。でも、まだ目標を達成出来たわけじゃないから喜ぶのはこの辺にして気を引き締めなきゃ。あたしの目標は日本タイトルのベルトを取った先にあるんだから。
 早速、着替えて練習することにした。今日からチャンピオンの谷川静瑠を見据えて練習だ。スパーリングでも高野に谷川静瑠を想定して相手してもらわないと。
 みちるは壁にたてかけられている練習生の名前が書かれている木の名札を見る。高野の名前が書かれた名札は表になっている。高野はもうジムに来ているんだ。あれっでも、今日はまだ高野を見かけてない。改めてジムを見渡したれど、やっぱり高野の姿は見かけない。
 トレーナーの若菜さんが会長室から出てきたので、みちるは声をかけた。
「若菜さん、高野知らない?」
「琢磨ならもう帰ったよ。今日は夜に用事あるからって早めに来て練習してさ」
「そうなんだっ」
 なんだ、高野はもう帰ったのか。みちるはがっかりして頬を膨らませる。
「それよりみちるちゃん。会長が呼んでたよ」
「えっパパが?」
「何の用だろ。聞いてる若菜さん?」
「さぁ、そこまでは」
 若菜さんは首を横に振る。
「分かった。ありがとう、若菜さん」
 みちるは練習場の奥にある会長室に入った。
「ねぇ、パパ。用って何?」
 パパは両腕を組んで渋い表情で唸っていた。こちらに気付いて、すぐさまいつもの温和な表情に戻る。
「いや、日本チャンピオンの谷川静瑠なんだけどな、右手を怪我したらしくてな、今度の防衛戦を延期するそうだ」
「なにっそれ。じゃあ次の指名試合も遅れるってことなの?」
 みちるは不満そうに大きく口を開ける。
「そういうことになるな」
「えぇっ、じゃああたしとの防衛戦はいつになるのぉ」
「防衛の義務期間の半年ぎりぎりまで伸ばすんじゃないか。だから、みちるとの防衛戦は八か月くらい先になるかもしれないな」
「そんなぁ。そんな待ってられないよ」
「まぁいいじゃないか。谷川は利き腕の拳を怪我したんだ。延期の期間内に完治するかも分からないし、彼女が治療に専念している間、みちるは十分に練習を積めるんだ。ひょっとしたらチャンピオンが次の防衛戦で負けるかもしれないぞ。だったらみちるがチャンピオンになれる可能性はもっと上がるぞ。挑戦者の秋山サリナはそんな危険な相手でもないしな」
「どっちが勝ったってかまわないよ。八か月も先なんて待てないよ。これじゃ由香理との試合がいつになるか分からないよ」
「由香理!?」
 父が顎を上げて少し裏返った声で言う。
「そんな驚くこと?」
「由香理って何のことだ?」
「言ってなかったっけ。フライ級のチャンピオンになれて防衛を重ねたらいずれもう一つ上のスーパーフライ級のベルトも取って二階級制覇して由香理を挑戦者に指名しようと思ってたんだけど」
「なんだっ…そんなこと考えてたのか」
 父は首を下ろしながら息をつく。
「何、安心しきった顔してるの。ひょっとしてまたあたしが負けると思ってるの」
「いやまぁ、今はともかくそんな先のことは分からないけどな」
「今はって何よ。今試合したら負けるってこと?そりゃあ由香理との実績はだいぶ違うけど、一年前のあたしとは違うんだから」
 とみちるは言ったが、父からは返事が来ず、パソコンの画面の方に目を向けている。
「ってパパ聞いてるの」
「あぁ、聞いてるさ。まぁ氷室由香理との試合は置いといて、次のタイトルマッチまで待つしかないんだ。いいな」
「えぇ~っ」
 みちるががっかりした声で不満を表わしてると、父は「しょうがないじゃないか」と言いながら右手でパソコンの画面を閉じた。
「パパ。さっきからなんかおかしくない?」
「いや、そんなことないよ」
 父の眉毛が上がり、掌を横に振る。
「パソコンばっか気にしてるじゃない。パソコンがどうかしたの?」
「いやっ、それは…」

 喫茶店に入り、高野は店内を見渡した。お目当ての人物はすでに席に座り、お茶をすすっている。
「珍しいな。由香理から呼び出すなんて」
 由香理の座るテーブルの前で彼女と目が合うと高野はそう言って椅子に座った。高野はウェイトレスを呼んでホットレモンティーを注文した。
「迷惑だったかしら?」
 手にしていたカップを下ろして由香理は言った。
「いや、気にもなってたしな」
「試合に負けたから落ち込んでるとでも思ってるの?」
 由香里は拗ねたように視線を下に外して続けた。
「そんな気のされ方は不本意だわ」
「わりぃ」
「冗談よ。私もね、あの試合のことは誰かと話したいと思ってたところなの」
「そうか…。俺でよければいくらでも話聞くよ」
 ウェイトレスがホットレモンティーをテーブルに置いた。高野は砂糖をスプーン半分入れてかき混ぜてから一口すする。
「琢磨から見てどうだったかしら」
「残念な結果に終わったけどさ、でも、難攻不落なチャンピオンをダウン寸前まで追い詰めたんだ。健闘したと思うぜ」
 高野は明るく振舞うように言った。由香理は表情には出してないものの、世界戦で敗れて気落ちしているはず。少しでも彼女の気持ちを楽にさせてあげたかった。
「そうかしら…」
 由香里は首を横に振る。
「たしかに第3R、第4Rは私のラウンドだった。でも、マリーゼにはまだまだ余力があると感じられたわ」
 由香里はそう言って、握りしめた右の拳をテーブルの上に置く。
「私が攻めているというより攻めさせられていた。試合が終わってから振り返るとそうとしか思えないのよ」
「完敗だったってことか?」
「そうね。少なくともあと少しで手が届くところにないわ。マリーゼが手にしているベルトは」
「由香理のボクシングでも通用しないレベルか。想像以上だな世界チャンピオンの住む世界は」
「琢磨…」
 張り詰めるようにしていた由香理の声が一転して寂し気に聞えた。
「どうした?」
「一年前、私は琢磨にボクシングで結果を出すまで恋愛するつもりはないって言ったわね」
「あぁ…そうだったな」
「私は常に心を研ぎ澄まして世界戦のリングに臨んだ」
 由香里は握りしめていた右拳を自分の顔の前に上げる。
「でも、試合は私の5RKO負け。常に研ぎ澄まされた心は案外もろいものなのね。あのチャンピオンと闘って痛感したわ」
 自分の顔の前に上げていて右拳を開ける。そして、そのままその右手に視線を向け続ける。
「私は辛い時は辛いと言いたいし、悲しい時は悲しい表情をしたい。ファイターの仮面をつける必要なんてない。ありのままの自分でリングに上がりたい」
「由香理…」
 由香里がこちらに顔を向けた。
「私は愛する人に支えてもらいたい」
 由香理の目は吸い込まれそうなほどに真っ直ぐだった。強くて儚げでもあり、花のように美しく。
「そっか…」
 ろくな言葉を出せなかった。俺の気持ちは七年前、一人の人間に向けられていた。でも、自分の夢を適えるのを優先して自分の思いを伝えるのを先送りして、それで…。
「今、返事はいらないわ。私は復帰戦で日本タイトルにもう一度挑戦するわ。その試合の私を見て、試合が終わった後でどうかしら」
「分かったよ、試合が終わった後には必ず返事をする」
 と言って高野は続けた。
「がんばれよ試合」
 高野は由香理に笑顔を向けた。
「ありがとう琢磨」
 由香理も笑顔を返す。今日初めて見せてくれた由香理の優し気な表情だ。同じジムで練習していたころとだいぶ変わったと高野は改めて思った。あの時はプライドが高い我儘娘だったのに今はすっかり大人の女性に変わっている。みちるというライバルが出来てからだ由香理が変わったのは。学校でみちると由香理が試合をしたあの時から。それに比べて俺はどうなんだろう。俺はボクシングのことを考えてばかりだ。自分の気持ちを伝えるのを先送りして、先送りして。俺の気持ちは…。

こんにちは、竹嶋様。
先日お話ししました女子スーパーフライ級日本チャンピオン決定戦に竹嶋みちる選手が出場の件ですがその後お考えのほどはいかがでしょうか。竹嶋みちる選手が無理な場合はバンタム級の選手に出場を打診しますので今週中までに返事を聞かせていただけたらと思う所存です。

日本ボクシング協会 津川紀一郎

「ちょっとパパ、スーパーフライ級のタイトルマッチってどういうことよ。あたしに出場の打診が来てるじゃない!」
 パソコンの画面に開かれていたメールを見るや、みちるは父に言った。
「いや…メールの通り女子スーパーフライ級でチャンピオン決定戦が開かれることになってな、でもな、一人の選手は決まったんだけど、もう一人がなかなか決まらなくてな。上位ランカーに軒並み断れたみたいなんだよ。それで一階級下のみちるに話が来てな」
「あたしに? 別にあたしはスーパーフライ級でもかまわないよ。早く挑戦出来るんならそっちの方がいいかも。で、相手は誰なの?」
 父はしかめった表情のままなかなか言わない。
「どうしたのよ?」
「それがな…氷室由香理なんだ」
「由香理が!」
 みちるは大声を出して父に詰め寄った。
「やる。パパ、あたしこっちのタイトルマッチに出る」
「待て、みちる。お前はフライ級の選手なんだ。一つ上の階級で試合はまだ早すぎる」
「だって相手は由香理なんでしょ」
「氷室由香理だからだ。正直言うとな、今のみちるじゃまだ氷室由香理には勝てないと思っている。負けると分かっている相手と試合させるわけにはいかない」
「そんな…」
 みちるは顎を引いて視線を下ろした。
「まずはフライ級のベルトを獲ってからだ。いずれ氷室由香理と闘える日が来るさ。焦ることはない」
 いずれ…。パパの言う通り、勝ち続ければいつかまた由香理と闘うチャンスは来るかもしれない。無理してなんて…。
 みちるは病院で泣き続けた時を思い出す。
 お元気でと言って彼女は背中を向けて去って行った。
 無力なあたし。遠い彼女の背中――――。
 このままじゃあたしは一生由香理に勝てない。
「それじゃダメなのよ。由香理は無理してあたしと闘うためにフライ級にい続けたのよ。それなのにあたしが由香理と闘えるチャンスから逃げるなんて絶対出来ない!!」
 みちるは父に向って叫んだ。
「みちる、お前…」
 父は目を瞑り、ふぅっと息をついた。それからみちるの顔を見る。
「分かったよ、お前の気持ちを尊重するよ」
「ホントパパ!」
「でも、地獄の練習が待ってると思えよ」
 父が意地悪そうに笑う。
「分かってるってパパ」
 みちるは右手で握り拳を作って応えた。
小説・ときめき10カウント~あの時の約束 | コメント(4)

もるぜ~超もるぜ~

2017/10/17 Tue 19:41

こんばんわ~、へいぞです。

アニメの話題ばかりですけど、ここ最近みたアニメで今も心に強く残っているのが、「とらドラ!」です。けっこう前のアニメですけど評判が高かったので見てみました。原作がライトノベルなのに、昭和を感じさせる食卓の風景があってそれがなんだか見てて心をほっこりさせるなぁと。今の時代に昭和のドラマ的な風景を見せられてもというのがあるはずなのに、ライトノベルの世界観に昭和的な食卓風景をぶっこんできたあたりが古さを感じさせない絶妙な世界観を感じるのかなぁと思いました。何度も見たくなるアニメです。


拍手とコメントありがとうございます(^^)↓はコメントへの返信です。

>名無しさん
ありがとうございます(^^)その通りで由香理がみちるを食ってしまうほど存在感を出してしまって(笑)これは自分も想定してなかったんですけど、嬉しくあります。ただみちるの存在感が薄くなりそうでこれからもっと目立たせて上げないとと頭を悩ませてます(笑)
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今日の更新

2017/10/16 Mon 19:54

こんばんわ~、へいぞです。

小説「ときめき10カウント~あの時の約束~」の第7話を掲載しました。今回の話で第一章が完結になります。前回で前半が終了と書きましたけど、正式には第7話で物語の前半が終了となります。第二章がラストエピソードになるのでこれからも小説を楽しんでもらえればと思います(^^)

今年の夏は、なぜかドラゴンボール熱が再び高まって、ドラゴンボール改を見たり、その勢いで今放送しているドラゴンボール超も観てしまいました。ドラゴンボール超は、ドラゴンボール改ほどの面白さはないですけど、メインキャラクターの日常も結構描かれていて微笑ましい面も見られて、ドラゴンボール改にはない楽しさもあったりします。それと「未来トランクス編」だけはドラゴンボール改を彷彿とさせる面白さがあって一番好きなエピソードです。当時はあまり関心がなかったですけど、人造人間編の最後のくだりの18号とクリリンのやり取りも微笑ましくて良いですね。18号はだいぶツンツンした態度を見せながらも最後に心をちょっと許した言葉を残して去って行って。その後の魔人ブウ編では二人はもう結婚していて二人はどうやって距離を詰めたのか気になるなぁと思いました。個人的には18号の方から近づいてきたのかなぁと思ってます。亀ハウスで修行しているクリリンの前で「稽古の相手になってやろうか」とか言って現れたりとか。
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 地鳴りのように鳴り響く歓声が聞こえてくる。天井からライトが集中的に身体を照らす。
 両腕が鉛のように重たくて動かなかった。パンチを出したくても出せない。そんな中で由香理のパンチを一方的に浴び続けた。
 高野の叫ぶような声。
 がんばらなきゃ。がんばって勝って、高野の告白の返事を待つんだ。
 重たくて言うことをきかない右拳を握りしめ、なんとか由香理の顔面めがけて放った。
 でも、みちるのパンチより先に由香理の右のアッパーカットが突き上げられた。
 顎を突き上げられてみちるは血飛沫と共にマウスピースを吐き出して後ろに吹き飛ばされていく。泥酔したようにリングをふらつき血反吐を撒き散らしながらキャンバスに崩れ落ちた。
 頬をキャンバスに埋まらせ苦痛に満ちた表情で血反吐を垂らすみちる。そして、由香理が優越感に浸った表情で見下ろしていた。
「終わったのよ何もかも…」
 そう言って、微笑する由香理。次の瞬間には、みちるに背を向ける由香理の肩に高野が笑顔で手をかけていた。
「いや~!!」
 みちるは大声を出して起き上がった。
 周りを見渡すと、そこはベッドの上。
 みちるは思い出す。由香理にKO負けされてそのダメージで入院したことを。入院して二日目。幸い身体に異常は見つからなくてダメージも身体に残っていない。明日には退院出来る予定だった。大事にはいたらなくてよかった。でも…。
 あたしは何も手に出来なかった。試合に勝つこともチャンピオンベルトを腰に巻くことも高野の告白の返事を受けることも…。
 ドアの開く音がした。
「起きてたのか」
 と言いながら高野が部屋に入ってきた。
「うん。身体は全然大丈夫だし」
「そっか…良かったよ。みちるが元気で」
 高野はそう言って右手に持っていた果物の盛り合わせが入った籠を台の上に置くと、ベッドの隣の椅子に座った。
「高野…ごめんね。心配かけちゃって」
 みちるは精一杯の笑顔を高野に向けた。でも、高野は下を向いたままでいる。
「どうしたの高野…?」
「みちる…悪かった…俺が試合をもっと早くに止めていたらこんなことにならなかったんだ」
 そう言って、高野は頭を下げた。
「何言ってんの高野。試合を続けさせてって駄々をこねたのはあたしなんだから気にしないでよ。ほらっ顔上げて」
 みちるは慌てながら言った。
「でもさ、みちるに勝ち目がなかったわけじゃなかったんだ。俺が由香理のスタミナをつく作戦を徹底させていたら試合の結果も違ってたかもしれない」
「止めてよ高野。だってほらあたしが…」
 みちるの言葉が詰まる。
 高野は試合前だってもっと練習をしたらどうだってアドバイスしてくれたのに聞く耳を持たなかった。あたしが慢心していたから負けたんだ…。試合に勝つのは絶対あたしだって思いこんじゃってあたしったらバカみたい…。
「ごめん、高野…」
「なんだよ急に…?」
「高野は試合前にアドバイスしてくれたのにあたしったら全然聞く耳持たなくてさ…」
「もう終わったことだよ。俺ももっとしつこく言っとくべきだった」
 高野の言葉は優しかった。
「でも…」
「いいから」
 包み込むように――――。
「次、頑張ろうぜ。たった一度負けただけなんだ。次二人で力を合わせたら由香理に勝てるさ」
 温かく――――。
 芯まで染み入っていく。高野がみちるの肩に手をかける。まっすぐ目を向けてきて、みちるも思わずその目を見つめ続けた。
 みちるの瞳が緩み涙が零れ落ちてきた。
「おい、みちる」
「こっ高野っ、あっありがとうっ」
 涙で言葉が詰まりながら言った。
 そうだ、高野がこんなにも協力してくれるんだ。頑張らなきゃ。
 高野の告白の返事とか気にしてた自分が恥ずかしいよ。高野は自分もボクサーで日本チャンピオンでもあるのに、それでもあたしにこんなに協力してくれるんだ。それなのにあたしは自分のことばっか考えて。もっとボクシングに真剣に向き合わなきゃ…。もっともっと必死になって練習して今度こそ由香理に勝って日本チャンピオンになるんだ。
 みちるは高野にありのままの自分の気持ちを伝えた。高野は何も言わず、「頑張ろうぜ」とだけ言ってくれた。 
 それからしばらくして高野は「じゃあな」と言って病室から出た。
 その二分後にまたドアが開く音がした。高野が忘れ物して帰ってきたのかなと思って見て、みちるは口を強く接ぐんだ。
 病室に入ってきたのは由香理だった。紫色のショールを肩にまとい下はスカート履いて上下白の色合いでまとめた服装をしていた。リングの上とは違いとてもボクサーとは思えない清楚な大人の女性の雰囲気が由香理からは感じられた。由香理の顔には痣一つ見当たらない。昨日ボクシングの試合をしたのが嘘のような綺麗な顔をしているのが完敗だったことを改めて痛感させられて、みちるは思わず目を反らした。
「御身体は大丈夫かしら?」
「うん…」
 みちるは元気よく答えようとしたものの、出た声はまったく覇気のないものだった。自分の感情を隠そうとしても全然隠せてなくて嫌になる。
「明日には退院できるから」
「そう、良かったわ」
 由香里はそう答えただけで沈黙が出来た。
「椅子に座ったら…」
 とみちるは言ったものの、
「長居するつもりはないからいいわ」
 と由香理はつれない返事を返してきた。そして、
「それじゃあ」
 と言った。
「えっもう帰るの?」
「ええ。あなたの身体が心配だっただけだから」
 そう言って、由香理はみちるに背を向ける。
「待って」
 ドアに向かっていた由香理が顔だけをこちらに向ける。
「ねぇ、がっかりした?あたしとの試合…」
 由香理が体ごとこちらに向けてきた。
「えぇ、正直言ってがっかりだったわ」
 由香里は感情を見せずに言い放った。
「私は学校の生徒の前で闘った時のような熱い闘いが出来るとばかり思っていたのに」
「そう…」
 みちるは俯いて両手でシーツを握りしめた。
「今回はあたしの完敗だよ。それは認める」
 そう言ってからみちるは由香理の顔を見て、両手で握り拳を作ってみせた。
「でも、次は絶対に負けないからね」
 由香理は目を瞑り首を横に振った。
「残念ね。もう次はないのよ」
「えっ…」
「私の身体はフライ級のままでいるのはもう限界なのよ」
 と由香理は言って続けた。
「ベルトは返上するわ」
「フライ級じゃもう闘わないってこと…?」
「ええ、私はスーパーフライ級に階級を上げて世界を目指すわ。もう日本のベルトに挑戦することもしない」
 みちるの心の中で霧のようなもやもやした感覚が広がっていく。
「残念だったわ。あなたとの最後の闘いがこんな内容で終わるなんて」
 由香里はそう言って、みちるに背を向ける。
「お元気で」
 そう言い残して、由香理は部屋を出ていった。みちるは力ない表情で由香理の姿が無くなった後もドアを見続けた。それから、顔を伏せて両手で目を塞いだ。
 由香理はもうフライ級でいられない身体だったのにそれでも無理して減量を乗り越えてあたしとの試合に臨んだ。
 あたしはバカだ…。由香理のあたしとの試合にかけた思いも知らずにいつもの試合と変わらない思いで試合に臨むなんて…。勝てるはずがなかったんだあたしじゃ…。
 涙が零れ落ち、シーツにシミが出来ていく。
 くしゃくしゃに顔を歪めて、涙が枯れるまで泣き続けた。


 一年後。リングの上で名前をコールされ、右手を上げると割れんばかりの由香理コールが沸き起こった。後楽園ホールを埋め尽くした満員の客の熱が場内に満ち溢れていた。
 これまでの試合とは明らかに違う空気がリングの上を包んでいると由香理は肌でひしひしと感じる。
 由香里は対角線上に立つチャンピオンに視線を向けた。金色の髪をした美しいチャンピオンの体つきは美しい彫刻のように筋肉をまとい光を発しているかのようだった。これまで十度の防衛を果たしている女子ボクシング最強の世界チャンピオン。
 最後の壁はそう簡単には崩せなさそうね。
 この先にまだ私の知らない世界がある。
 でも、私は自分のボクシングを信じて闘うだけ。
 セコンドからマウスピースを渡されて由香理は口に含んだ。両腕でファイティングポーズを取りながらチャンピオンの姿を見続ける。
 闘いのゴングが高らかに鳴った。

 第1章 完
小説・ときめき10カウント~あの時の約束 | コメント(2)

本日の更新

2017/10/15 Sun 03:35

こんばんわ~、へいぞです。

「ときめき10カウント~あの時の約束~」第6話を掲載しました。今回で試合はおしまいです。これで物語は前半部分を終りました。最後までのストーリーはだいたい考えているので、なんとか後半まで走り終えたらといった感じです。

ところで夏のアニメで一番楽しんだのは「サクラクエスト」でした。地味だなぁと思いながらも働く女子たちの姿は良いなぁと思いながら見てました。このアニメは働く女のこシリーズ第三弾の作品で第四弾も楽しみです。
未分類 | コメント(3)
「会心の勝利おめでとうございます」
 女性のインタビュアーからマイクを顔の前に出され由香理は目を瞑り頭を下げた。ゆっくりと顔を上げて「ありがとうございます」と答えた。
「デビューの時からライバルと言われていた竹嶋選手との試合、完勝といっていい勝利に終わりましたが」
「いいえ実力は紙一重の勝負でした。作戦が上手くいっただけで、KO勝利出来たのは観客の声援が私を後押ししてくれたからにほかなりません」
 由香理がそう言うと観客席からは一層の大きな声援と拍手がリングに向かって送られた。それに対して由香理は右手を上げて応える。腰にはチャンピオンベルトが巻かれていて観客が新しい王者の誕生を祝福する。リングの上にただ一人残すことが許された由香理は栄光も観客の心も全てを手に入れたまさに勝者の姿に高野の目には映った。過酷な減量を乗り越えて得た栄光の瞬間だけに観るものを惹きつけるものがあると高野でさえも感じた。そして、それがこの場内の一体感に繋がっているのだと。
 高野は電光掲示板へと視線を移した。
 7R1分30秒KO勝利 〇氷室由香理 竹嶋みちる●
 リングの上にはただならない熱があった。しかし電光掲示板に表示された文字は無機質で見た途端に試合が遠い出来事のように感じられ、そして高野の心を虚しくさせた。
「みちる…」
 思わず声が漏れて高野は両腕で手にしている担架の上に視線を戻した。思わず漏れた言葉は聞こえていない。担架の上に乗せられているみちるは目が何も捉えておらず身体が痙攣を起こしたままだ。顔は頬の輪郭が倍近くに膨れ上がり直視できないほど醜悪に変わり果ててしまった。
 これがボクシングなのだと分かっていてもその残酷さを高野は受け止められずにいた。由香理の勝利を祝福することもみちるの敗北を受け入れることも出来ない残酷な結果に高野はこの時だけは大好きなボクシングを恨まずにはいられなかった。
 しかし、高野は自分自身にも非があると感じていた。セコンドとしての判断を間違えたからみちるが見るも無残な姿に変わり果ててしまった。みちるの想いに応えてやりたくて試合を止めたい気持ちを抑えてしまった。あの時試合を止めていたら…。
 

「みちる~!!」
 静寂なリングの上を高野の叫び声が虚しく響き渡った。リングの上でパンチが交錯しているみちると由香理。渾身のパンチとパンチをぶつけ合った二人は対照的な姿でパンチの攻防を終えていた。由香理が頬の皮一枚のギリギリの距離でパンチをかわしきりみちるの顔面に左ストレートを打ち込んでいる。ボクシングスタイルの美しさが頂点に達したかのようなカウンターブローを宿敵の顔面に打ち込んだ由香理の姿は崇高なまでに美しかった。そして、カウンターブローを打ち込まれ醜悪に歪んだ表情を晒すみちるの姿は由香理の美しさを引き立たせる存在にしか見えなかった。
「ぶへえぇぇっ!!」
 身体をぷるぷると震わせるみちるの口からマウスピースが吐き出された。それと同時に引きつったように大きく開けていたみちるの目が閉ざされ力を失ったようにファイティングポーズを取っていた左腕もだらりと落ちた。由香理が左の拳を引き、みちるが唾液を吐き散らしながらゆっくりと後ろに崩れ落ちていく。背中からキャンバスに倒れ派手な音が静まり返った場内で響き渡った。

「ダウン!竹嶋大の字にダウン!!氷室、ついにダウンを奪い返しました!!」

 静まり返った場内でアナウンサーが興奮したように大声で実況を再開するのを合図に場内がどっと沸いた。熱狂する場内の中でリングの中央で天を仰いだままでいるみちる。
 高野は終わったと思った。あんなに綺麗なカウンターをもらって立てるはずがない。
 しかし、みちるは立ち上がってきた。両膝が産まれたての小鹿のようにぷるぷると震えながらもカウント9で。かろうじて立ち上がってきただけで立っていることもままならない。普通なら試合を止める状況だったところに第3R終了のゴングが鳴り響き、レフェリーは試合を再開させた。奇跡的に試合は続行となったのだ。
 由香理のカウンターは見事な一撃だった。しかし、それでも立ち上がれたのだから、減量の影響で由香理のパンチ力が落ちているのかもしれない。そうとしか考えられなかった。作戦面で完敗といっていいこの試合、付け入るすきがあるとしたらやっぱり由香理の過度な減量にあるのかもしれない。でも、それを言ったらみちるは試合を続けたがる。これ以上試合を続けるのは無理だ。絶対にみちるに言ってはだめだ。
 でも、赤コーナーに戻ってきたみちるは棄権を受け入れなかった。首を横に振って「途中で棄権なんて絶対にイヤ」と頑なに拒んだ。何度ももう無理だと主張する高野の言葉にみちるはその度に「イヤ」と拒絶した。そうこうしているうちにインターバルの時間が終わりを迎える。
 高野は根負けして、心の中で抑えていた唯一といっていいみちるの勝機を伝えた。
「だったら由香理のスタミナが切れるまで耐える闘いが出来るか」
 由香理の唯一といっていい不安要素のスタミナ。そこを付け入るしかない。高野は試合が始まる前に提案した作戦をみちるに再び伝えた。
 みちるは首を縦に振って「分かった…」と頷いた。みちるはダメージで顔を下げたままでどんな思いでこの作戦を受け入れたのかは高野には分からなかった。嫌々なのかそれとも自分も納得してなのかそれとももう思考することさえままならない身体の状態なのか。どちらであれ、逆転勝利することを願って、高野は絶望的な状況からみちるを赤コーナーから送り出した。
 
「氷室の右のジャブがこのRも冴え渡ります!」
 試合は第7Rを迎えていた。由香理の右のジャブの銃弾のような連打を浴び続け、みちるは血の雨を顔から吹き散らしていた。
 高野が顔色を変えて叫び続ける。
「ガードだ!みちる!ガードを上げろ!!」
 高野の叫び声は届かずにみちるはガードが下がったままパンチングボールのように由香理のジャブを浴び続ける。
 ズドオォォッ!!
「ぶおぉぉっ!!」
 由香理の右拳がお腹にめり込み、みちるの身体がくの字になり悶絶した表情を晒す。由香理が距離を詰めラッシュをかけに出た。みちるはいいようにパンチを浴び続ける。
「竹嶋完全にサンドバッグだ~!!氷室の猛攻の前に棒立ちです。これはもう試合を止めた方がいいか~!!」

 作戦は悲しいくらいに由香理に通じなかった。第6R終了のゴングが鳴った時、高野は由香理の身体から尋常じゃない量の汗が噴き出ていて、深く荒い息を吐いていた姿を見逃さなかった。由香理がスタミナ切れを迎えたのだと高野は読み取った。そして、第4R以降も一方的にパンチを浴び続けインターバルで顎を垂らし苦しげに息を吐くだけとなったボロボロなみちるに「次のRが勝負だ」と何度も鼓舞した。みちるは返事を顔を下げたまま「うん」とだけ小さく答えた。
 しかし、勝負どころと決めた第7R、ゴングが鳴らされるとリングの上を支配したのはこのRも由香理だった。体力の限界を迎えたはずの由香理ばかりがパンチを出す。由香理のパンチの数は減るどころかさらに増していた。一方のみちるは挽回するどころかろくにパンチを出すことさえなかった。みちるもこれまでのダメージの積み重ねで限界を迎えていた。でも、体力が底をついているのはお互い様。ここが勝負どころなんだ。気持ちでなんとか乗りきって欲しかった。それなのにパンチを当てるどころかパンチすら出ないなんて…。
 尋常じゃない量の汗を流しながらそれでも由香理のパンチは止まらない。凄まじい勢いでみちるの顔面を滅多打ちする。
 限界の中で頑張れるかどうか。それは試合前の練習量がものを言うんだ。
 汗だくなりながらも攻め続ける由香理の姿を見て、高野は試合の前にみちるの練習を見て感じた思いが突如現れた。試合前に懸念していたことが今まさに悪夢のような展開となって実現されてしまったのだ。
 勝てるわけがない…。
 セコンドについていた高野さえもみちるの勝利を諦めた。いつものようにしていれば勝てると慢心していたみちるがぶっ倒れることも厭わないほどの練習を積んでこの試合に臨んだ由香理に敵うはずがない。
「高野君!!タオルだ!!タオルを早く!!」
 会長の言葉に高野がはっと我に返った。
 リングの上ではみちるの両腕がだらりと下がり、由香理の左右のフックで顔面を右に左に飛ばされていた。
 高野がタオルをリングに向かって投げた。もう試合の勝ち負けに関心なんてなかった。ただみちるが無事でいてくれさえいればよかった。タオルがひらひらと舞い落ちる。高野にはそれがスローモーションのように映った。レフェリー、早く試合を止めてくれ…。
 しかし、試合を止めたのはタオルではなかった。タオルが落ちるよりも先に非情な一撃がみちるの顎を抉った。
 グワシャアッ!!
 由香理の天にまで届くかのような勢いで伸びあがった右のアッパーカット。試合を終わらせたのはセコンドのタオルでもレフェリーでもない。聖女のように美しく拳を突き上げた由香理がみちるの顎を砕き、キャンバスに沈ませた。
 うつ伏せに倒れ両腕がだらりと下がっているみちるの顔面とキャンバスの間から血が広がっていく。身体はぴくぴくと痙攣するだけで顔面がキャンバスに埋まり表情が隠れたみちるからダメージを読み取ることは出来なかったが、キャンバスに広がっていく尋常じゃない血の量がダメージの深さを物語っていた。
 レフェリーがカウントを取らずに両腕を交差する。
 カーンカーンカーン!!
「試合終了です!!氷室由香理が勝ちました!!ライバルの竹嶋に圧勝です!!すごいチャンピオンが誕生しました!!」

To be continued…
小説・ときめき10カウント~あの時の約束 | コメント(2)

今日の更新

2017/10/08 Sun 02:28

こんばんわ~へいぞです。

小説の方がしばらく止まっていたので気分転換で新しい作品を書いてみました。(^^)
最後らへんの展開は今年放送された某アニメからもろに影響受けてます。あぁそういう展開もあるのかと思って自分もついそんな話を書いてしまいました。一応、続きもので、最終的には女子対女子の話になります。タイトルとヒロインの名前はもしかしたら変更するかもしれません。
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